カルテット・ラティーノアメリカーノ インタビュー 2

<< インタビュー1の続きです



―――ラテン・ミュージックのファンは日本にもたくさんいますが、「南米の弦楽四重奏曲」をすぐさまイメージできる人は多くないでしょう。代表的な作曲家や作品を教えていただけませんか?

ラテンアメリカのポピュラーミュージックは、南米大陸以外でも、大変によく知られていますね。しかし南米には、コンサートミュージックに関しても、大変豊かな伝統があります。その歴史は、少なくとも3世紀にわたっています。

弦楽四重奏曲については、19世紀の終わりごろから、ヨーロッパのクラシックスタイルを強く受けた曲が書かれ始めました。20世紀初頭になると、国家のアイデンティティの追求、およびメキシコ革命(1910)のムーブメントが巻き起こり、その結果、真の意味で「オリジナル」の音楽言語が発展していきます。このような特徴を備えた最初の弦楽四重奏曲は、ブラジル出身のエイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos, 1887 - 1959)、アルゼンチン出身のアルベルト・ヒナステラ(Alberto Evaristo Ginastera,1916 - 1983)、メキシコ出身のカルロス・チャベス(Carlos Antonio de Padua Cha'vez y Rami'rez, 1899 - 1978)、シルベストレ・レブエルタス(Silvestre Revueltas Sa'nchez, 1899 - 1940)らによって書かれています。

近年の作品は、全てが国粋的な美学に基づいているわけではありません。しかし、1950年代からの音楽の多様化、電子音楽の登場の影響から、南米大陸の各国より、大変に実りある素晴らしい作品が生み出されています。第1回でも触れましたが、私たちは、これらの優れた楽曲の主立ったもの(私たちカルテットのために書かれた曲も含みます)の全てを、この28年間で録音しています。


―――Dansaqに参加するきっかけは、どのようなものだったのでしょう?

私たちが真理とオリビアからジョイント・コンサートの提案をもらったのは、もう何年も前になります。そのときは、かなり興味本位でしたね。なにしろ、私たちは近年のタップダンスについて、ほとんど知りませんでしたから。

しかしながら、彼女たちが私たちの音源で踊っているDVDを観たとき、即座に表現の豊かさ、並外れた音楽性、そしてTapageの才能を確信しました。
スコアの分析、新しい音と新しいカウンターポイントの創成。そういったものが、音楽に異なる次元を与えていました。

私たちはここ数年、ともに活動し、そしてこの公演は多くの国でとても好評をいただいています。


 
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